2011年03月07日

『さまよう刃』 東野圭吾著 ~マッチンの読書散歩~

こんにちは、ホワイトデーのお返しにかこつけて

お気に入りのラスクをお取り寄せしてホクホクのマッチンです。

いやぁ、ガトーフェスタ・ハラダのラスクは美味しいね~♪

ホワイトチョコレートがかかっているラスクなんて絶品!

あと山形のシベールのラスクもオススメです♪





今日の一冊はコチラ


『さまよう刃』 東野圭吾著 ~マッチンの読書散歩~


ストーリーの概要

たった一人の肉親である愛娘を、心無い少年達に無残に殺された父親が、犯人を殺して逃亡。

もう一人の犯人にも復讐をしようとさまよう父親を「遺族による復讐殺人」としてマスコミは大きく取り上げる。

少年法がもつ矛盾と、復讐をしようとする父親の心情に世間も警察もゆれつつも一つの結末へと向かう。




犯人が更生し正しい道を歩むために、自分の愛する家族の死が必要だった

そんなことをどうやって、理解できる人がいるのだろう・・・

もちろん日本は法治国家だから、個人が勝手に復讐をしてはいけない

そんなことは重々分かっていても、実際に愛する家族を失ったら

誰もが正気ではいられないし、犯人に復讐をしようと考えてしまうのでは・・・

うーん、私自身うまく消化できない・・・



とまぁ、この小説は読者に対していろいろな問題を提起する作品です。

人間の描き方が憎らしいほど巧くて、つい乗せられて考えさせられます。


特に、犯人達からパシリにされていた少年とその家族の描き方

自分にだけは、自分の息子だけには火の粉がかからないようにとする

人間の弱さ、そしてそれが引き起こすさらなる悲劇

犯人の母親が盲目的に息子は悪くないと信じる愚かさ



そんな描写に、まんまとハマって

まるで報復殺人を決行しようとする父親になったかのように

ストーリーを読みすすめてしまいます!



ほんと熊本の小さい女の子が殺されちゃった事件といい

最近のニュースを見ていると変な事件ばっかり!

『さまよう刃』のようなことが

自分の身に、家族にだってふりかかるかもしれない

そんな身近に感じる一冊でした。



北陸(富山・石川・福井)で卒園・卒業アルバムを制作するなら、口コミで人気のステアへ!




Posted by 卒業アルバムのステア at 13:42│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
卒業アルバムのステア
卒業アルバムのステア
削除
『さまよう刃』 東野圭吾著 ~マッチンの読書散歩~
    コメント(0)