スクールアルバム　ステアのカメラマン日記

おはようごさいます♪

昨日はアルプラのSALE！

ちょっと高級フライパンを買ってほくほくのマッチンです。




今朝は夕べ読んだ本のご紹介



タイトル　　　　　　　　　『小銭をかぞえる』
作者　　　　　　　　　　　　西村賢太さん
マッチンのオススメ度　　　男性：☆☆☆☆
　　　　　　　　　　　　　女性：☆






ぶさいくで、お金も甲斐性もなく、おまけに性に貪欲で暴力的、もちろん女性にももてない
そんな「私」がようやく「女」と同棲することに。しかし、生まれ持った暴力性によって
二人の関係に深い深い溝が刻み込まれていく。

というようなストーリーかな・・・


作者はこの間芥川賞を受賞した西村賢太さん。

中卒で風俗大好きというイメージしかなかったけど

石川県七尾出身の作家の殉後弟子とのことだし、

この人が書く小説ってどんなんだろうって興味から読んでみた。




感想は、一言でいうと「本当にダメな男だねぇ」


大半の女性には受けが悪いんじゃないでしょうか・・・



そんな「私」のダメっぷりが面白悲しくて読み進めてしまいます。

ダメ男なんですが、特に内省的な吐露もなくって、

それが、この小説をカラっと仕上げてるのかな。

うじうじウェットな自己批判とか、言い訳がましい哲学めいた件が無いんです。

ただひたすらに自分の欲求（女、金、収集癖）に忠実な「私」。

自分のダメさに煩悶することなく、矮小さを恥じることなく描き出してるからか

読んだあと暗くなったり、重苦しさを感じることがありません。


純文学って読後にダメージを受けることがありますが

この本なら大丈夫！わりと肩こることなく読めました。



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